大人もくつろげる絵本カフェ <雑貨タルト>【江戸川歴史散策】
水曜日はお休みの松江商店街。ちょっと寂しい今井街道を船堀街道との交差点から一之江駅方面に向かっていました。
ちなみに、この今井街道は江戸時代の行徳道であり江戸川区内でも歴史ある街道のひとつです。
>>>「江戸川の地は交通の要所 江戸時代における役割」を見る
「銀杏並木通り入口」の先にある【時計・宝石ハナジマ】(江戸川区松江7丁目)を超えて十メートルほど進むと原桜通りとの交差点になります。この交差点を左折して原桜通りに入るとすぐに見慣れないウインドウが輝いているお店があることに気づきました。
何の店かわからないので近づいてみると、絵本、レターセット、今治タオル、ハンカチ、木製のスプーン、マスキングテープなどがきれいにディスプレイされています。私は今井街道はよく利用するのですが、このお店は知りませんでした。
時間無制限になりました 2020年2月から
2020年3月11日更新
久しぶりに絵本カフェ<雑貨タルト>に伺いました。従来の「時間貸しカフェ」から「時間無制限カフェ」になっていました。時間無制限にともなって、料金も変更になっていました。以前はなかったパンケーキも新たにメニューに加わっていました。
店内は無料でWiFiと電気を使用することができます。
ドリンクセット 時間無制限
- 通常のドリンクバー:440円(大人料金)
- 対象メニューと組み合わせ:330円(大人料金)
パンケーキなど対象メニューと組み合わせるとドリンクバーが330円になります。
新メニューです
今回は「優しいだけのパンケーキ」をいただきました。
優しいだけのパンケーキ
350円(一日数量限定)
優しいだけのパンケーキたち
900円
チョコバナナパンケーキ
990円
タルトのタルト苺
350円
絵本タルト 店内の様子
以下は、2019年9月の記事です。
時間貸しカフェ~使い方次第で充実した時間を過ごせる
ディスプレイ越しでは、店内がよくわかりません。
「何のお店だろう?」と思いながら、入口にまわってみました。
すると、よくわからない白墨で書かれたメニューボードがかけてあります。
「30分 400円・・・」
「?・・・。(私の年代には?)まったく理解できない。」
「何のお店だろう?」
オープンになっているドアからお店の中をあらためてのぞき込むと、細身のスラっとした若い店員さんと目が合いました。次の約束まですこし時間があったので、店内に入ってみました。
「いらっしゃいませ。」とその店員さんが声をかけてくれました。
店内を見まわしながら、「この店は何屋さんですか?」と尋ねました。
「当店は、時間貸しのカフェです。」という答え。
「貸し切りのレンタルカフェルームですか?」と聞き返すと、
「個人でも、お子さん連れも、おひとり様でも、お一人様30分、400円でフリードリンク&ケーキをお出ししています。」
30分は短いんじゃないかな?と内心思いながら、
「30分でケーキを食べてコーヒー飲んで、お話をしたら、時間が足りないんじゃないですか?」と聞き返すと
「時間が超過した場合は、10分ごとに95円(税別)の追加料金をいただいております」
ちょっと計算してみたのですが、初めの30分・400円で後の60分(10分・100円)なので、合計すると1時間30分でフリ-ドリンク(お代わり自由)+ケーキがついて1000円となりますね。また1時間の滞在であれば400円+300円で700円なので利用の仕方次第ではそれほど高くないのかもしれませんね。
「(私のような年代には)ちょっと、時間の計算がわかりづらいですね」というと
「いや、最近は丸の内や中央では、かなりこのようなカフェがあります」。
「なるほど。とは言ってもここは、ビジネス街でもないし、まして、表通りでもないので、ずいぶんと先進的な運営ですね。」
「もしかして店長さん?いやオーナですか!」と聞くと
「はいそうです」と、ニコッと笑いかけてくれました。若い店員さんはオーナーさんでした。
お店の名前は【雑貨タルト<Zakka Tarte>】、オーナーは岩楯英介さんです。
シャーロックホームズが活躍~ ビクトリア朝時代 をイメージ
江戸川区では、めずらしい方式のお店と感じたので、
「あまりなじみがないシステムなので少し、店内を見させてもらっていいですか。」とお願いして、カフェスペースにお邪魔させてもらいました。
かなりインテリアに凝っているようです。
「内装のイメージはなんですか?」ときいたところ、
「イギリスです。シャーロックホームズが活躍していた時代のイメージですかね」「壁紙はイギリスのデザインです」と。
店内をじっくり拝見すると、壁には絵が飾られ、暖炉もあり、インテリアにはかなりの思い入れがあることが感じられました。
こだわりのインテリアや飾られた絵や雑貨を見ながら、率直に
「あなたは、何者ですか?」とたずねてみました。
「タオルソムリエにインテリアコーディネーター、童話も書いています。壁に飾ってあるイラストは、私の童話のイメージです。」
やはり!プロの方でした。あらためて店内を見まわしてみると、そこかしこにこだわりが感じられて、いや~感心しました。
雑貨、タオル、紅茶も購入できる
「ところで、ケーキとドリンクだけではなく、食事をしたいお客さんもいるんじゃないですか」
「そうなんです。10月から食事を用意しようと思ってまして、せっかくなので、イギリスの代表的なメニューも研究しています。ほかにもお客さんが喜ぶ、ピッザやホットドック、スパゲティなども考えています。
いまも、紅茶には<神戸紅茶>をフリードリンクのメニューに入れていますので、神戸紅茶を2杯飲んで、ケーキを食べて1時間700円ですのでお得かと思います。紅茶は販売もしています。」とのことでした。
店内の前室には雑貨が可愛らしく並べてあり、イギリス王シャーロット王女が愛用している、ジュリー・キャットのぬいぐるみなどが置かれているそうです。その奥に、子どもと親御さんたちが、絵本を読んだり遊んだりするスペースがあります。絵本の販売もしているそうです。
落ち着いた雰囲気のカフェスペース
カフェスペースはレジを通って奥の部屋になります。4人掛けのテーブルが2つ、2人掛けのテーブルと壁のカウンター2人席の計12人の席です。貸し切りもできるとのことでした。
オーナーの童話はまだ本にはなっていないそうですが、壁に飾られた絵本のイメージイラストを拝見すると、ぜひ読んでみたくなりました。
偶然出会ったちょっと不思議で素敵なオーナーが居る<雑貨タルト 絵本カフェEhon Café>。
2019年10月から新たに加わる食事のメニューを楽しみに、近々、友人を連れてお邪魔したいと思います。
<雑貨タルト>の詳しい情報は公式サイトで。