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一之江境川親水公園を歩く~水神宮と染物工場【江戸川歴史散策】

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一之江境川親水公園を歩く~水神宮と染物工場【江戸川歴史散策】

天気が良かったので、一之江境川親水公園を今井街道から南に向かい、新川まで散歩しました。

>>>「一之江境川親水公園を歩く(前半) 江戸川歴史散策」を見る
>>>「親水の意味は? 日本初の親水公園をつくった江戸川区」を見る

「清流よ永遠なれ」の石名盤と旧城東電車の線路を右手にみながら進むと、一之江境川親水公園が大きく左にうねった所に、志茂の水神宮(屋敷神)が祀られています。

画像 旧城東電車の線路
旧城東電車の線路
画像 初夏の一之江境川親水公園
初夏の一之江境川親水公園
画像 初夏の一之江境川親水公園
初夏の一之江境川親水公園

>>>「昭和のはじめまで江戸川区内を走っていた城東電車(マッチ箱都電)」を見る

江戸川区には水神様が多い

この江戸川区の地は「雨が降れば水浸し」といわれ、各地で川があふれ浸水に悩まされ、大雨や台風による水害は多くの人命を奪ってきました。この地に暮らす人たちは、長い間水害と闘ってきたのです。

このような歴史的な経緯もあって江戸川区には、水害から守るという願いから数多くの水神様が祀られています。たとえば、一之江親水公園の上流の抹香亭の隣にある「一之江水神宮」は、230年前の天明6年(1786年)の大水害をきっかけに祀られた水神様です。多くの犠牲者を出したこの大水害の2年後に、村人たちが水神様を祀ったそうです。また、現在の一之江境川親水公園脇の松江第五中学校の近くにも「河岸の水神宮」があります。当時、一之江境川は西一之江と東一之江の境を流れていた川で、東岸を「河岸」と呼ばれていました。

画像 一之江抹香亭の入り口
一之江抹香亭の入り口

一之江水神宮

画像 一之江水神宮
一之江水神宮

河岸の水神宮

画像 河岸の水神宮
河岸の水神宮

明治42年の一之江境川付近の地図

下は明治42年の一之江境川周辺の地図です。この地図からもわかるように、この地域ではいたるところに水路を確認することができます。

画像 明治42年の一之江境川付近の地図

現在も残る染物工場

その昔、一之江境川にはきれいな水が流れていたことから、この周辺には染物工場が数多くありました。染物にはきれいな水が不可欠だからです。

現在、一之江境川親水公園沿いに有限会社村井染工場があります。昭和初期には一之江境川で染物の洗いを行っていましたが、現在は井戸水にて洗いを行っているそうです。伝統的な染色方法は今でも変わりません。代表的な製品は「風合い」や「ぼかし」のある<手拭い>です。

画像 染物工場
有限会社村井染工場
画像 有限会社村井染工場
有限会社村井染工場

子どもたちの銅像

環状七号線から親水公園に入ってすぐに、二人の子どもが川遊びをしている銅像があります。像の題名は<川は友だち>。松江第四中学校、デザイン、指導者の名前も刻まれています。親水公園の完成に向けて親水公園沿いの中学校の生徒や先生が一生懸命思いをこめてデザイン製作したものなのでしょうか?
 もしそうなら、生徒たちの製作過程を思うとワクワクします。自分達の地域の歴史や文化や思い出を語り合いながら製作したのでしょう。とっても素敵な時間を過ごしたことだと思います。
 そして、さらに南下して行くと、松江第五中学校の<語らい>、松江第六中学校<やすらぎ>、二之江中学校の<ふれあい>の3つの像と出会えます。
松江第五中学校の<語らい>像は、川辺に腹這いになって夏の日の一休みといったポーズの男の子です。松江第六中学校<やすらぎ>像は女の子2人が鳩と戯れています。そして、二之江中学校の<ふれあい>像は、3歳ほどの男の子が小学生の女の子に花を差し出しています。なんとも心がなごむ可愛らしい像です。

銅像 『川はともだち』 松江第四中学校

画像 銅像 『川はともだち』 松江第四中学校
銅像 『川はともだち』

銅像『語らい』 松江第五中学校

画像 銅像『語らい』
銅像『語らい』

銅像『やすらぎ』  松江第六中学校

画像 銅像『やすらぎ』
銅像『やすらぎ』

銅像『ふれあい』  二之江中学校

画像 銅像『ふれあい』
銅像『ふれあい』

いつの時代でも変わらず、子どもは子どもらしく、遊びやふれあいから豊かな感性を培ってほしいと思います。子どもたちの像を見ていたら、わたしも昔の夏休みの楽しかった出来事を思い出しました。

ゆっくり、ゆっくり川沿いを散歩していたので、普段は見過ごしてしまう水神宮や染物工場などをじっくり見ることができて、その昔一之江境川が生活の要だったことを感じることができました。また今日は、犬と散歩する人、仲良く歩く親子連れ、手をつなぐ熟年夫婦といった方を数多く見かけました。とてもいい風景でした。親水公園に生まれ変わった今でも、地域のかけがえのない財産となっていることを感じました。

日本ではじめて江戸川区がつくった「親水」機能をもつ公園が「親水公園」です。これは、長い間水害と闘ってきた江戸川区ならではの取組ともいえます。今では全国各地に親水公園がつくられていることは、江戸川区に暮らす私にとってもとても嬉しいことです。

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散策をしている途中で、飼っている犬に似た雲を見つけたので思わずシャッターをきりました。

画像 犬に似た雲
走る犬に似た雲

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