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江戸川区の永住意向・転出意向(40年間の変遷)

江戸川区の永住意向・転出意向(40年間の変遷:S50~H27)

江戸川区の人口の推移と江戸川区民の永住意向・転出意向(『江戸川区民世論調査』)をグラフ化した。
※江戸川区は、昭和50年から『江戸川区民世論調査』を継続的に実施している。無作為抽出であり、回収率も高いので、測定結果の信頼性が高い。
※江戸川区公式ホームページはこちら

江戸川区民の永住意向は昭和50年代後半から高い水準に高止まりし、人口増にもかかわらず約75%の水準にある。また、永住意向と同時に測定している転出意向は微減傾向にあり、平成26年の調査における転出意向は調査開始以来最低の4.6%になっている。

江戸川区では2013年頃から転入が転出を上回る社会増が続いている。人口増が続いている関わらず、永住意向は高く、転出意向は低い水準を維持している。江戸川区の”ファン”が転入してくるのか、住んでみて”ファン”になるのかは不明だが、転出意向(他の地域に引っ越したい)という比率が低いことは、実際に住んでみると”なかなか満足度が高い”地域ということであろうか。

最近は、「定住率は本当に街の発展の礎になるのか?」という定住信仰に対する懐疑的な意見もあるが、定住率は、市民参加、コミュニティ、防災、安全安心など多くの領域での市民活動の基盤になる可能性があるものと考えられる。住民の意識に影響を及ぼすさまざまな要因の総合的な指標ともいえる。もちろん定住意向が唯一の指標とはなりえないが、街を評価する重要な指標のひとつであることは間違いない。

人口推移と永住意向・転出意向

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江戸川区人口の流入・流出(社会増減)

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参考情報

グラフでみる江戸川区100年の人口変化の歴史

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