江戸川区の桜の指標木は、中央森林公園にある桜である。
案内板には、「この木は江戸川区の桜開花情況の基準になる木で、この木の桜が五輪咲くと江戸川区の『桜開花宣言』が出されます。」とある。2017年の3月23日に江戸川区では桜の開花宣言が出された。千代田区の靖国神社の標本木の開花に遅れること2日である。
関連情報
標本木は、開花状況などを知るための指標として扱われている植物の個体である。
この桜の開花に代表されるように、植物の変化を通じて、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するのに用いられている。これは植物季節観測と呼ばれるものである。気象庁では、全国の気象官署で統一した基準によりうめ・さくらの開花した日、かえで・いちょうが紅(黄)葉した日などのを観測している。また、うぐいす・あぶらぜみの鳴き声を初めて聞いた日、つばめ・ほたるを初めて見た日などは動物季節観測という。
▼2017年3月23日撮影の写真である。
まだつぼみが多いものの、ほとんどが色づいていた。