江戸川区の公園

地図でみる葛西海浜公園の歴史 ラムサール条約湿地(東京都初)

地図でみる葛西海浜公園の歴史 ラムサール条約湿地(東京都初)

葛西海浜公園は、1989年(平成元年)6月1日に開園した葛西臨海公園の南側に広がる海浜公園です。海域部分を含めて412ヘクタールの広さがあり、西なぎさ東なぎさの二つの三日月形のなぎさがあります。東京湾の9割の干潟が埋めたてられるなかで、天然の干潟(「三枚洲」)を残そうとした「海上公園」構想が初めて実現した場所でもあります。

生き物の宝庫として残った貴重な場所であり、2018年10月に葛西海浜公園はラムサール条約湿地に登録されました。

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野鳥の楽園 バードサンクチュアリ

昭和53年(1978)に開催された東京海上公園審議会において、「東なぎさは野鳥の楽園バードサンクチュアリとして人が入ることを禁止する」とされたことから、現在、東なぎさは立ち入り禁止区域になっています。

「『東なぎさ』は、二つの河川が東京湾に注ぐ地点にあり、川や海から漂着したごみが滞留しやすく、定期的に清掃活動が必要な区域です。野鳥が暮らす環境では、食料となる貝類が豊富にあることが条件であり、その環境を守るため、同協議会と葛西東渚・鳥類友の会などが連携して、2000年から年に1~2回、同事業を実施し今回で20回目となりました。」とあるように、定期的に清掃が行われるときのみ、人が立ち入ることができる。(江戸川区公式ホームページより引用)

ラムサール条約登録湿地の範囲

東なぎさ・海上公園区域:約367ヘクタール

地図でみる葛西海浜公園の歴史

2018年10月に葛西海浜公園はラムサール条約湿地に登録されました。

>>>「葛西海浜公園 ラムサール条約湿地に登録」を見る

1965~1968年の葛西地区の地図

1962年に漁業補償協定締結により漁業権は消滅しました。下の地図では海岸線には葛西堤防を確認することができます。
>>>「地図でみる葛西海岸堤防の歴史」を見る

画像 1965~1968年頃の葛西地区の地図
1965~1968年頃の葛西地区の地図

1975~1978年の葛西地区の地図

葛西沖の埋め立ては1972年に開始されました。1970年代には 葛西堤防の南側からかなり広範囲にわたり埋め立てられていることが確認できます。葛西臨海公園・海浜公園となる土地はまだ海でした。

画像 1975~1978年の葛西地区の地図
1975~1978年の葛西地区の地図

1983~1987年の葛西地区の地図

1980年代には、埋立地に新しいまちがつくられている様子を確認することができます。

画像 1983~1987年の葛西地区の地図
1983~1987年の葛西地区の地図

1992年から1995年の葛西地区の地図

1990年代には埋め立てが完了して、現在の姿に近い姿になっています。

画像 1992年から1995年の葛西地区の地図
1992年から1995年の葛西地区の地図

上記4つの地図は時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成。

葛西海浜公園の風景

360度写真で見る

>>>葛西臨海公園・葛西海浜公園 【360度写真による空間アーカイブ】

東京23区で唯一海水浴ができる海岸

葛西海浜公園は、東京都内で唯一海水浴、海に入って遊べる海水浴です。日本が戦後から経済発展を遂げるにともなって、東京湾の水質が悪化していき、東京都内にあっては約50年の間海水浴が禁止されていました。

2015年から、葛西海浜公園海水浴体験イベント(7月~8月)が行われています(トイレ、足洗い場、更衣室・シャワー(有料)、コインロッカー(有料)あり)。

画像 葛西海浜公園案内図
葛西海浜公園の案内板

東なぎさと富士山

東なぎさは野鳥の楽園バードサンクチュアリであるため、立ち入りは禁止されている。

ラムサール条約登録湿地の範囲:約367ヘクタール(東なぎさおよび海上公園区域)

葛西臨海公園の東端から西方面をのぞむ。手前に見える土手は東なぎさ。

画像 葛西臨海公園の東端から東なぎさ方面(西方面)をのぞむ

葛西海浜公園から見える富士山

葛西海浜公園 西なぎさ

夏には東京23区で唯一海水浴ができます。

画像 葛西海浜公園 西なぎさ

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画像 葛西海浜公園 西なぎさ

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葛西海浜公園 西なぎさ

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葛西海浜公園 西なぎさ

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葛西海浜公園 西なぎさ

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画像 葛西海浜公園 西なぎさ

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葛西海浜公園 ラムサール条約湿地に登録《東京都初》【2018年10月】

2018年10月、東京都立葛西海浜公園ラムサール条約湿地に登録されました。今回の登録により日本の条約湿地は52か所(2018年時点)になりました。2016年から日本野鳥の会を中心に関係団体、江戸川区、東京都が登録に向けて活動をしてきました。東京都では初の登録湿地です。

葛西海浜公園は、葛西臨海公園の南側に広がる海浜公園。東京湾の9割の干潟が埋めたてられるなかで、天然の干潟「三枚洲」)を残そうとした「海上公園」構想が初めて実現した場所であり、生き物の宝庫として残った貴重な場所でもあります。

干潟とは、潮の満ち引きによって水没と干出を繰り返す沿岸域の砂泥地です。以下のような特徴があります。

  • 太陽の光が届く
  • 潮の流れによって栄養分が運ばれることからプランクトンが豊富、それを餌とする貝やカニが生息。※水質浄化される
  • それらを捕食する魚や鳥などの様々な生き物が集まる

>>>「葛西海浜公園の歴史と風景 「海上公園」構想が実現した場所」を見る
>>>「日本野鳥の会 東京」を見る(外部リンク)

ラムサール条約とは

ラムサール条約の正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」である。その目的は、国際的な協力によって、湿地の“保全”と“賢明な利用(注)”を進めていくこととされてる。生物多様性保全に関する地球規模の条約では先駆的なものとなっている。

※「賢明な利用」とは、湿地の生態系を維持しながら、そこから得られる恵みを持続的に活用すること(環境省ホームページ)。

地球環境保全にかかわる条約には、ラムサール条約をはじめ、京都議定書、ワシントン条約、生物多様性条約など数多くある。

画像 葛西海浜公園
葛西海浜公園

葛西海浜公園 東なぎさ

葛西海浜公園の東なぎさは野鳥等保護区域であり立入禁止になっています。下の写真は葛西海浜公園の東なぎさに設置されている「野鳥等保護区域立入禁止」の看板です。

画像 葛西海浜公園の東なぎさに設置されている「野鳥等保護区域立入禁止」の看板
葛西海浜公園の東なぎさに設置されている「野鳥等保護区域立入禁止」の看板
画像 葛西海浜公園の東なぎさ
葛西海浜公園の東なぎさ
画像 葛西海浜公園の東なぎさ
葛西海浜公園の東なぎさ

ラムサール条約の登録面積・登録範囲

ラムサール条約登録湿地の範囲:約367ヘクタール(東なぎさおよび海上公園区域)

西なぎさから、南方面を撮影。潮が大きく引くときには数キロ先まで干潟が見られるということです。

画像 葛西海浜公園 西なぎさの南の先端
葛西海浜公園 西なぎさの南の先端

葛西海浜公園 西なぎさ

西なぎさから北方面を撮影。正面奥には、葛西臨海水族園が見えます。右側に見えるのが東なぎさ。

画像 葛西海浜公園の南先端から北側を見る
葛西海浜公園の南先端から北側を見る

葛西海浜公園ラムサール条約湿地登録 報告イベント(2018年11月24日)の様子

当日は、東京都知事や江戸川区長も参加してイベントが開催されました。

画像 祝 都内初ラムサール条約湿地登録
祝 都内初ラムサール条約湿地登録
画像 葛西海浜公園 ラムサール条約湿地登録報告イベント
葛西海浜公園 ラムサール条約湿地登録報告イベント
葛西海浜公園 ラムサール条約湿地登録報告イベント の様子
イベントの様子

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