旧中川の河津桜並木 2019年3月
旧中川の河津桜並木は、JR総武線の鉄橋付近で見ることができる。
2019年は河津桜の見頃の時期に雨が多かった。ただ、ソメイヨシノと違い、時間をかけて咲きすすむので、長い間花を楽しむことができる桜である。3月に入り、久しぶりの青空の日に撮影に行ってきた。
今回は、「河津桜とメジロ・ヒヨドリ」をテーマに撮影した。

旧中川は、江戸川区平井七丁目地先で荒川と分かれ、江戸川区と墨田区・江東区の境界を蛇行しながら南に流れる川である。
江戸時代に8代将軍吉宗が水害から村を守るために、1725(享保10)から14年間をかけて、散在していた池や沼を利用して、ひとつの流れをつくったことからできた川である。
>>>「旧中川の歴史と風景 荒川放水路によって分断された川」を見る
撮影現場に着いて配置状況の看板を目にするといくつかバツ印がついていることに気づいた。印が付いている桜は枯死してしまったのであろうか。
メジロと河津桜
久しぶりの青空だったのでかなりの人出であった。例年は午前中の早い時間に行くことが多かったので少々違った印象。撮影だけの目的ならば午前中の早い時間がよいだろう。

河津桜とメジロ
メジロは、はっきりした白い目の周りと、濃い緑色の羽が特徴。体長は約12センチメートル。
鳴き声はすれど、なかなかメジロの姿が見つからず。しばらくすると姿が見える位置にとまってくれた。







河津桜とヒヨドリ


河津桜とふれあい橋

毎年8月15日には、東京大空襲の被害があった旧中川の「ふれあい橋」付近で犠牲者を慰霊する灯籠流しが行われる。
※灯籠流し(とうろうながし)は、死者の魂を弔って灯籠やお盆の供え物を海や川に流す行事。

