江戸川区 雷公園の御衣黄
御衣黄とはどんな桜?
御衣黄(サトザクラ)は、花径は3.5~4.5cm程度の淡黄緑色の桜。花弁は12~14個。咲き始めは黄緑色だが、満開に近づくと花弁の中心にある緑色の線が紅色に変化し、花全体が赤みを帯びていく。御衣黄は希少種である。ウィキペディアによれば「京都市や結城市で直径2~2.5cm、北海道松前町で4~4.5cmなど」場所によって異なるとの記述がある。
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由来
「御衣」(ぎょい)とは貴族の着物のこと。花びらの緑色が、平安貴族が好んだといわれる「萌黄(葱)色」(もえぎいろ)の衣服に近いことが由来。
※萌黄(葱)色(もえぎいろ)とは、萌え出る葱(ネギ)の芽のような緑色。 平安時代から用いられた色名である。青みがかった色を「萌木」、黄みがかった色を「萌黄」ともいう。
開花時期
ソメイヨシノに比べて2週間ほど遅れて見頃を迎える(4月中旬から下旬に開花)。
※御衣黄の花は、遠くから見ると葉が芽吹いてるように見えるので近づいて見るのがおすすめ。
※開花時期はソメイヨシノの開花時期から判断するのがよいだろう。
東京23区で見られる場所
- 皇居東御苑(皇居東御苑花だより)
- 浜離宮恩賜庭園
- 新宿御苑
- 渋谷区東郷記念館
- 江戸川区雷公園
- 北区七社神社
江戸川区雷公園の御衣黄
江戸川区の雷公園には以下の案内板がある。
御衣黄は八重桜の一種であり、花は4月中旬から下旬に開花します。淡黄緑色中輪で花径は3.5~4.5cmです。花弁は12~14個で、中心に緑いろの線があり、満開をすぎるとこの線が鮮やかな紅色に変化します。この桜は数少なく、希少種であり花の色がめずらしく珍重されています。
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2019年4月
2018年4月9日
しばらく撮影に行くことができなかった。満開を過ぎてしまったようだ。緑の花が紅色に変化しているものが多かった。ただ、ソメイヨシノのようにすぐに花びらが散ることはない。
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紅色になりつつある花。
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2018年4月2日
4月2日は、まだほとんどがつぼみの状態。数輪が咲いているのみ。ただ今年は少々早いかもしれない。
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