絶滅危惧種のホウシャガメを見に行ってきた
自然動物園では、平成20年から絶滅危惧種であるホウシャガメの飼育を開始。現在はオス2匹、メス3匹の計5匹を性別ごとに分けて展示されています。2008年のIUCNの調査によって絶滅の危険性が高いとされました。現在ワシントン条約により商業目的の国際取引は禁止されています。
自然動物園は旅行サイト《トリップアドバイザー》から2017年エクセレンス認証を獲得!
自然動物園では2017年4月に仔亀が誕生
自然動物園では2013年から繁殖への挑戦を始めていました。ホウシャガメの繁殖方法が確立していないなかで、2017年に自然動物園では4匹の仔ガメが誕生しました。ニュース報道によると繁殖の成功は国内の動物園では4園目だそうです。国内での初の成功例は2009年の野毛山動物園です(『ウィキペディア』より)。
「仔ガメの展示をはじめました」
2017年4月に生まれたホウシャガメの仔どもの展示をはじめました!
土・日曜日 11時頃~ 展示予定
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自然動物園では以下のようにホウシャガメが紹介されています。
分類:カメ目 リクガメ科
英名:Radiated tortoise
学名:Geochelone radiata
分布:マダガスカル島南部の乾燥地帯
食性:野生では主に多肉植物、落ちた果実、キノコなどを食べています。動物園では、小松菜、キャベツ、トマト、オレンジ等の野菜や果物のほか、桑の葉やオオバコといった野草も与えています。
解説:マダガスカル島にしか生息していない、「固有種」です。こうらにきれいな放射状の模様があることから、ホウシャガメと名付けられました。野生下ではこの模様が保護色となり、身を守るのに役立っていると考えられます。しかし、その模様の美しさからペットとして人気が高く、生息地で乱獲され絶滅危惧種(IUCNレッドリスト:CR)に指定されるほど数が減ってしまいました。現在では国際的に保護されていますが、未だ密漁・密輸が後を絶ちません。
紹介板
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自然動物園のホウシャガメ(オス)
成体のカメは、最大で体長40cm、体重16キログラムになるそうです。寿命は約50年。ドーム状の甲羅の頂点から放射状に模様が入っています。「世界一美しいリクガメ」とも言われています。
自然動物園では2頭のオスがいるが、一緒の部屋に入れるとケンカをしてしまうため、手前と奥に分けて飼育しているそうです。
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自然動物園のホウシャガメ(メス)
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